2018年 11月 17日
伝わるプレゼンテーション② |
今回は分かりにくいプレゼンのパターンから、分かりやすいプレゼン技術を考えます。
3.聴衆に視線を向けずにひたすら下を見ている
ずっと手元の発表原稿を見ているなんてのはご法度。あなたの発表は聴衆に伝えるのが目的ですから、聴衆に視線を向けて、情報を送り届けようとする姿勢を見せてください。冷静に見まわすと、きっと聴衆の中にはうなずきながら聞いてくれてる人がいるものです。そういう人を見つけたらチャンス。ターゲットに定めて、その人に伝えるつもりで話すと、少し緊張が和らぎます。
4.ポインターを使わない
臨床の看護師の発表は、ポインターを使える人が少ないですね。発表に慣れていないせいだと思いますが、これはぜひ克服してほしいと思います。ポインターを使うことで、発表者が聴衆に何を伝えようとしているかが分かりやすくなり、メッセージが伝わりやすくなります。ただし、「ここが○○です!」とか言いながら、ポインターをグルグル回すのはやめてくださいね。人の目は動くものを自然に追ってしまうので、ポインターをグルグルされると見ている方はクラクラしてきます。あまり動かさず、説明する部分の冒頭部分にソッとポインターを充てるくらいで十分ですよ。
5.原稿の棒読み…
悲しいけどこれ多いです…。人前に出ると緊張しますもんね。若いうちは仕方ないのかもしれませんが、やめてほしい。聴衆からすると、原稿を読むだけの発表を聞かされるほどつらいことはないです。
原稿棒読みは聞きずらいし、理解しにくいんです。「間」や「抑揚」といった言葉のリズムが失われます。その結果、どこが重要な部分なのか聞き手に伝わらないんです。さらに、原稿を読まれると、頑張って発表しているこの人の発表を聞いてやろうという気になりにくい。聴衆は人ですから、一生懸命に自分たちの成果をつ伝えようとしている人の話は聞きたくなるんです。原稿読みからはそういう熱意が伝わりません。
慣れるまでは原稿は作ってもいいんです。でも読まないんです。何度も練習すれば誰でも原稿を読まずにやれます。練習では原稿の丸暗記をするのではなく、話のストーリーを覚えるのです。細かい表現は毎回違っても全くもんだありません。もう一つ大事なのが、話すことはスライドにすべて書き込むこと。見出しだけでもスライドに書いてあれば、スライドに目を向けて、「ここではこれを話すんだった」とちゃんと思い出せます。いいスライドを作ることと、いいプレゼンテーションをすることはセットです。
これらのパターンを避ければいい発表ができますよ。
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https://profile.coconala.com/users/1011372
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by nozomu5311
| 2018-11-17 09:52
| 研究雑談